Our Investment

私たちの投資について

Our Mission

私たちの使命

ベンチャー・グロース投資活動により
イノベーションを促進し、国際競争力を向上させ
日本の産業及び社会課題の解決を目指す

ベンチャー・グロース投資活動によりイノベーションを促進し、国際競争力を向上させ、 日本の産業及び社会課題の解決を目指す

Issue & Promise

これからの日本に向けて

グローバルに社会構造が変化する中で、諸外国は積極的にスタートアップからのイノベーションを取り入れることで、産業構造の変革を推進し、新市場の創出を成し遂げています。日本産業を取り巻く競争環境の加速度的な変化、日本の産業及び社会構造の変容がもたらす産業・社会課題に対する取り組みは喫緊の課題であり、官民が共同して一致協力し、イノベーションを強力に推進する事が求められています。

こうした我が国の産業構造の変革による競争力強化が喫緊の産業課題である中で、私たちは、スタートアップの成長加速と、既存企業によるオープンイノベーションの推進支援を通じて、日本にスタートアップを産み育てるエコシステムを創出することを目指します。私たちは多種多様な新産業を育成するため、市場課題を踏まえた成長投資を行うことで、スタートアップのための資金供給の強化と出口戦略の多様化に貢献します。また、海外とのネットワークを強化し、将来的に投資を呼び込むことで、我が国の産業全体を成長させる役割も果たしていきます。

これからも、官民ファンドとしての使命と責任を持って産業競争力の強化と社会課題の解決に貢献することをお約束します。

Policy

活動方針
01

我が国の産業競争力強化に貢献

産業政策に基づくベンチャー・グロース領域への十分なリスクマネー供給と民間事業者との協働を通じて産業競争力の強化に貢献する。

02

社会及び産業課題の解決を促進

産業変革を促す新技術や新規事業等の発掘及び支援を通じて、イノベーションを加速し社会及び産業課題の解決を促進する。

03

オープンイノベーションの促進

既存産業の枠組みを超えたオープンイノベーションを促進することで、イノベーションの社会実装の完遂を目指し、我が国のイノベーションエコシステムの発展に寄与する。

04

ネットワーク及び触媒機能を活用したバリューアップ

政府系ファンドのネットワーク及び触媒機能を活かした案件創出、ハンズオン、業界連携等のバリューアップ活動により、官民で一致協力したエコシステムを創出する。

05

我が国のリスクマネー供給基盤の強化に寄与

多様な投資人材を発掘・育成し、厚みと多様性ある我が国のリスクマネー供給の基盤構築に寄与する。

Our Goal

私たちが目指すゴール

Society5.0に向けた
新規事業の創造の推進

事業者にとって不確実性が高い非連続的な成長が必要であり、長期かつ大規模なリスクマネー供給を必要とする新規事業の創造に係る事業分野を支援

ユニコーンベンチャー
の創出

グローバルな経済圏において競争力をもって持続的に成長することを目標とするユニコーンベンチャーを創出

地方に眠る
将来性ある技術の活用

事業化により高い収益が期待できる技術力が多数あるにもかかわらず十分に活用されていない地方の大学発ベンチャー等の資金需要に対応

Approach

私たちの投資活動

私たちVENTURE GROWTH INVESTMENTSは、産業及び社会課題の解決と日本の国際競争力の強化に寄与するため、スタートアップのグロースフェーズを一気通貫して支え、イノベーションを加速し、社会課題の解決を推進します。
また、新産業の育成に向けた投資と共に、成長領域における我が国のスタートアップ・エコシステムの構築を行い、イノベーションの社会実装を着実に進めていきます。

Our Funds

グロースファンド
ミドル・グロース・レイター

有望なスタートアップに対するエクスパンション、グロース、レイターステージでの投資を通じ、新規上場前の更なる成長を一気通貫して支援し、イノベーションの社会実装を後押しするファンド。

組成背景と展望
国内市場では、グロース・レイターステージのスタートアップに対する、事業を十分に成長させるためのリスクマネー供給が限定的であり、ユニコーンを創出していく上で国内市場が抱える課題の一つとなっています。また、昨今の国際情勢の動向、経済環境の変化により、国内の新興株式市場において、新規上場前の追加資金調達の需要がさらに高まることが見込まれています。

VGIは、ベンチャー・グロース投資活動により、我が国のイノベーションを促進し、国際競争力の向上、日本の産業及び社会課題の解決を目指すことをミッションとし、VGF1号及びVGF2号において、有望なスタートアップに対するエクスパンション、グロース、レイターステージでの投資を通じ、新規上場前の更なる成長を支援することを主たる戦略としています。
VGF1号、VGF2号は産業全体を俯瞰した上で、産業課題の解決に寄与する仮説を持ち投資を実行しています。また、リスクマネー供給が不足している産業領域においても新産業育成投資を行います。
ディープテック
アーリー

次世代の産業の核となりうる新産業分野のスタートアップに対する投資を通じ、アーリー期から出口戦略まで一気通貫して支援することで、投資ステージの断絶を解消し、新産業の創出を目指すファンド。

組成背景と展望
Society5.0に向けた新規事業の創造の推進の観点から、AI、IoT、ロボットといった第四次産業革命に関する技術の社会実装の他、バイオ・創薬・ヘルスケア、モビリティ、宇宙、素材、電子デバイス等の国際競争力を持ちうる事業分野に対する長期かつ大規模なリスクマネー供給が必要とされています。
また、次世代の産業の核となりうる新産業分野のスタートアップ、ディープテック系のスタートアップを中心に、事業化及び事業拡大まで時間を要するという課題を抱えています。卓越した科学技術を用いて、大きな新市場を創出するためには、ディープテック領域におけるスタートアップの成長を一気通貫して支援することは、新産業を創出するために重要となります。

このような背景から、VGF2号ではJICが出資する民間ファンドとも協働し、ディープテックの育成投資を行い、アーリー期から出口戦略まで一気通貫して支援し、投資ステージの断絶を解消することで、次世代産業の萌芽に繋げます。
ライフサイエンス
アーリー

バイオ・創薬・ヘルスケア等の新産業分野のスタートアップに対する投資を通じ、アーリー期から出口戦略まで一気通貫して支援することで、投資ステージの断絶を解消し、新産業の持続的な発展に寄与する早期フォローアップのために開設されたファンド。

組成背景と展望
Society5.0に向けた新規事業の創造の推進の観点から、バイオ・創薬・ヘルスケア等の国際競争力を持ちうる事業分野に対する長期かつ大規模なリスクマネー供給が必要とされています。また、ライフサイエンス領域においては、グロースステージに達しているスタートアップの数が多くない、グロースステージに到達しても十分に成長できていない、資本政策の設計不備等の課題があります。

このような背景から、VGF2号では、大きな市場獲得を狙えるポテンシャル(First in ClassやBest in Class)や技術的な競争優位性を有しているスタートアップを対象に、Exitまでの事業成長と資本政策を見据えながら、ライフサイエンス領域への育成投資を行い、アーリーステージからミドルステージ(創薬分野の場合、治験届提出、臨床試験開始後を目安)、その後の出口戦略まで一気通貫して支援し、投資ステージの断絶を解消することで、次世代産業の萌芽に繋げます。また、事業のグローバル展開や海外での上場に向けた支援も含め、ハンズオン支援により事業成長をサポートしていきます。

※アーリーステージの投資においては、ライフサイエンス分野におけるリスクマネーの不足を埋めることを企図しており、リードVCとなる他のVCと協調出資(共同でリードVCとなる場合も含む)を前提としています。
オポチュニティファンド
セカンダリー/アフターマーケット

国内セカンダリー市場や、グロース市場の活性化をもたらし、ユニコーンの創出、スタートアップ・エコシステム全体の強化・拡大に寄与していくファンド。

組成背景と展望
国内市場ではプライマリー投資家によるスタートアップへの出資持分等を取引するようなセカンダリー市場は十分に発展しておらず、スタートアップの比較的小規模な IPOの要因の一つとなっています。また、国内市場で早期にIPOを実施したスタートアップは成長資金へのアクセスが限定し、潜在成長力が発揮できていない場合があります。

OPF1号では、数年内にIPO が見込まれるミドル・レイターステージのスタートアップの既存株主持分を直接セカンダリーで取得することで、成長を支援する「ダイレクト・セカンダリー」投資に加え、IPO後の成長資金調達に課題を抱えるスタートアップの持続的かつ飛躍的な成長を支援するための「アフターマーケット」投資を通じてスタートアップの成長曲線を一段と押し上げ、ユニコーンの創出や有望な上場済みスタートアップの持続的かつ飛躍的な成長の支援の受け皿となることを目指します。

Governance

ファンドの投資方針
VGF1号
ファンド名称:JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合
ファンド規模:約1,200億円
運用期間:12年間(延長あり)
対象:ミドル・グロース・レイター
VGF2号
ファンド名称:JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合
ファンド規模:約2,000億円
運用期間:10年間(延長あり)
対象:ミドル・グロース・レイター / アーリー(ディープテック・ライフサイエンスのみ)
OPF1号
JICVGIオポチュニティファンド1号投資事業有限責任組合
ファンド規模:約400億円
運用期間:10年間(延長あり)
対象:セカンダリー / アフターマーケット

Ecosystem

投資先成長支援/スタートアップ・エコシステムの創出

500社以上の事業会社をはじめとする産学官・海外との広範なネットワークを形成し、スタートアップの成長支援や、オープンイノベーションの推進を通じて、産業の競争力強化、スタートアップ・エコシステムの課題解決に貢献します。

ビジネス成長支援
多様な産業の大企業・既存産業のネットワークを活用した協業マッチング・ビジネススキーム構築
資金調達支援
広範なVC・大企業/CVC、海外を含む機関投資家とのネットワークを活用したスタートアップの資金調達支援
CXO採用支援
スタートアップ人材・人材会社等とのネットワークを活用したCXOなどマネジメント層の人材登用支援
上場支援
国内市場とともに、NASDAQ等海外市場を含むスタートアップの上場支援
EXITハンズオン支援
スタートアップのM&A EXITに向けたハンズオン支援
ルール形成支援
ボトルネックとなる規制・ルールに関する産学官で連携した規制緩和・ルール形成に向けた中長期での取り組み
海外展開支援
海外政府・支援機関等と連携した海外進出・市場創出支援、海外におけるPoC・治験等の支援
(既存企業向け)
カーブアウト支援
新規事業・R&Dテーマ等のカーブアウトを通じた大企業発イノベーションの創出支援