Society5.0に向けた新規事業の創造の推進の観点から、バイオ・創薬・ヘルスケア等の国際競争力を持ちうる事業分野に対する長期かつ大規模なリスクマネー供給が必要とされています。また、ライフサイエンス領域においては、グロースステージに達しているスタートアップの数が多くない、グロースステージに到達しても十分に成長できていない、資本政策の設計不備等の課題があります。
このような背景から、VGF2号では、大きな市場獲得を狙えるポテンシャル(First in ClassやBest in Class)や技術的な競争優位性を有しているスタートアップを対象に、Exitまでの事業成長と資本政策を見据えながら、ライフサイエンス領域への育成投資を行い、アーリーステージからミドルステージ(創薬分野の場合、治験届提出、臨床試験開始後を目安)、その後の出口戦略まで一気通貫して支援し、投資ステージの断絶を解消することで、次世代産業の萌芽に繋げます。また、事業のグローバル展開や海外での上場に向けた支援も含め、ハンズオン支援により事業成長をサポートしていきます。
※アーリーステージの投資においては、ライフサイエンス分野におけるリスクマネーの不足を埋めることを企図しており、リードVCとなる協調出資(共同でリードVCとなる場合も含む)を前提としています。