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JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鑓水英樹)が運営する、JICVGI オポチュニティファンド 1 号投資事業有限責任組合(以下、「OPF1」)が、そーせいグループ株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長 CEO:クリストファー・カーギル、以下そーせい)に出資を実行したことをお知らせいたします。
OPF1 は、2023 年 9 月に JIC VGI を運用会社として組成されたダイレクト・セカンダリーや上場済みスタートアップへの資金供給を戦略とするファンドであり、政府の「スタートアップ育成 5 か年計画」に盛り込まれた JIC の取り組みの一つです。OPF1 はスタートアップの成長曲線を一段と押し上げ、ユニコーンの創出や有望な上場済みスタートアップの持続的かつ飛躍的な成長の支援の受け皿となることを企図し、また、OPF1 によるダイレクト・セカンダリー領域、アフターマーケット領域における投資成功事例を作り出すことで、民間の投資資金の呼び水となり、国内セカンダリー市場や、グロース市場の活性化、国内スタートアップ・エコシステム全体の強化・拡大に寄与することを目指しています。
本件は、アフターマーケット戦略の一環として、上場済みスタートアップへの投資を実行します。投資先のそーせいは、これまで GPCR の創薬プラットフォームを確立し複数の大手製薬企業と提携し、M&A により日本・APAC(中国除く)での開発・販売体制を整えてきました。現在、そーせいはバイオベンチャーから進化を遂げる過渡期にあり、本投資がそーせいの継続的かつ飛躍的な成長を後押しし、日本・英国を軸としたグローバル・バイオテックへ成長することを期待しています。
今回の投資は、そーせいの以下の事業に充当される予定です。
1. 開発品・製品の導入 インライセンスに加え、後期開発品のオプション権を保有
2. 後期開発品の開発・販売 権利保有済みの 2 つの自社品に加え、1.による獲得の可能性
3. 初期の創薬機能の強化 GPCR に対する創薬プラットフォームを有し初期臨床試験を実施中
<そーせいグループについて>
そーせいグループは、フルセットのバイオ医薬品企業であり、世界をリードするサイエンスによって人生を変える医薬品を生み出すことをミッションとし、日本発の国際的なリーディングバイオ医薬品企業になることを目指しています。
同グループは、英国における世界をリードする G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした StaR®*技術、構造ベース創薬(SBDD*)ならびに初期開発力と、日本における経験豊富な臨床開発力および商業化事業とを組み合わせ、グローバルに事業を展開しています。
*:「StaR/SBDD」:StaR/Stabilised Receptor は特に GPCR のような不安定な構造の創薬ターゲットを安定化させ構造解析などに利用する手法。SBDD/Structure-Based Drug Design は構造情報を元にコンピューター上で化合物の設計やスクリーニングを行う手法。
記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
本件に関するお問い合わせ先
JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社
E-mail:info@j-vgi.co.jp