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失明患者の視覚再生を可能とする新規遺伝子治療技術の産業化を目指す 「株式会社レストアビジョン」への出資について

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失明患者の視覚再生を可能とする新規遺伝子治療技術の産業化を目指す 「株式会社レストアビジョン」への出資について

JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営する、JIC ベンチャー・グロース・ファンド 2 号投資事業有限責任組合はレストアビジョン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:堅田侑作、以下レストアビジョン)へ出資を実行したことをお知らせいたします。

レストアビジョンは、慶應義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究成果をもとに 2016年 11 月に設立された視覚再生医療の実用化を目指すスタートアップです。レストアビジョンのリードパイプラインである RV-001 は、アデノ随伴ウイルスベクターに独自の光センサータンパク質である「キメラロドプシン」を治療遺伝子として搭載した遺伝子治療薬です。ヒトの網膜において光センサーの役割を担う視細胞が消失してしまう網膜疾患を主な対象疾患として、簡便かつ低侵襲な投与方法である硝子体内注射にて RV-001 を投与し、網膜に残存する介在神経細胞内でキメラロドプシンを発現させることで、視覚再生を実現する治療法となります。

遺伝性網膜疾患の多くは未だに予防法・治療法ともに確立されていません。RV-001 の主な対象疾患である網膜色素変性症は、我が国の失明原因第 2 位を占める指定難病であり、世界では数百万人の患者さま/当事者さまが苦しんでいます。かかる状況下、レストアビジョンは RV-001 の開発を早急に進め、世界初となる視覚再生遺伝子治療の実現を目指します。

本投資の意義は、(1)失明という社会課題に対する新たなソリューションの提供促進、(2)国内大学発の技術の社会実装とグローバル化支援、(3)日本市場への医薬品供給機会の遅延・損失(ドラッグラグ・ドラッグロス)の回避、となります。

本投資資金により、レストアビジョンの開発力強化とグローバル化を推進し、日本発・大学発の遺伝子治療技術の産業化による日本社会および経済への貢献を支援します。

記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

本件に関するお問い合わせ先

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社

E-mail:info@j-vgi.co.jp