2025
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JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鑓水英樹 / 以下「JIC VGI」)が運営する、JICVGIオポチュニティファンド1号投資事業有限責任組合(以下、「OPF1」)は、クリアル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:横田大造 / 以下「クリアル」)への出資に関する株式引受契約を締結したことをお知らせいたします。
OPF1は、2023年9月に JIC VGI を運用会社として組成されたダイレクト・セカンダリーや上場済みスタートアップへの資金供給を戦略とするファンドであり、政府の「スタートアップ育成 5 か年計画」に盛り込まれた JIC の取り組みの一つです。OPF1はスタートアップの成長曲線を一段と押し上げ、ユニコーンの創出や有望な上場済みスタートアップの持続的かつ飛躍的な成長支援の受け皿となることを企図しており、また、ダイレクト・セカンダリー領域やアフターマーケット領域での投資事例を作り出すことで、民間の投資資金の呼び水となり、国内セカンダリー市場やグロース市場の活性化、国内スタートアップ・エコシステム全体の強化・拡大に寄与することを目指しています。本件は、OPF1によるアフターマーケット領域での6件目の投資となります。
クリアルは「不動産投資を変え 社会を変える」をミッションに掲げ、不動産クラウドファンディング事業を中心に、不動産投資プロセスのDX化や投資プラットフォーム構築を進める事業者です。物件開発や物件運営、バリューアップ等の不動産投資のバリューチェーンを広くカバーする自社機能を活用することで、個人向けの不動産クラウドファンディング事業のみならず、機関投資家向けにも投資運用機能を提供しており、幅広い投資家基盤を構築しています。今後は既存事業に加え、不動産セキュリティトークン事業や他オルタナティブ投資領域への展開も企図しており、オルタナティブ投資プラットフォームとして更なる成長を目指しています。OPF1は、本投資によりクリアルの成長戦略が奏功し、クリアルの持続的かつ飛躍的な成長を果たすことを支援します。また、国内では不動産売買取引の向上や、資金流入が不足する中小型不動産・地方不動産等への資金流入促進を目的として、不動産特定共同事業法が整備されてきたところ、中小規模不動産を中心に引き続き資金供給は不足しており、資金供給促進を担うクリアルを支援することで、持続可能な社会インフラの整備やストック型社会への転換促進に貢献することも企図しています。
なお、本投資によりクリアルが調達する資金は、①既存プロセスの刷新やセキュリティトークン等の新領域への展開に向けたシステム開発、②事業拡大に向けたライセンス取得や取得後の体制整備、③不動産クラウドファンディング事業のプラットフォーム強化等に充当される予定です。
記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。また、本リリースは株式引受契約の締結に関するお知らせであり、出資完了をお知らせするものではございません。