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iPS細胞から角膜内皮代替細胞を製造・開発し、水疱性角膜症の新規治療法確立を目指す「株式会社セルージョン」への出資について

2023

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06

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07

iPS細胞から角膜内皮代替細胞を製造・開発し、水疱性角膜症の新規治療法確立を目指す「株式会社セルージョン」への出資について

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営する、JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合は株式会社セルージョン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:羽藤晋/以下、セルージョン)への出資を決定したことをお知らせいたします。

セルージョンは、iPS細胞から角膜内皮代替細胞(CLS001)をより短期かつ効率的に製造する方法を見出し、慶應義塾大学で水疱性角膜症を適応症とした臨床研究を進めています。また、2023年3月に開催された日本再生医療学会総会では、本臨床研究によりCLS001が患者に初めて移植されたことが報告されています。

現時点で水疱性角膜症の標準療法である角膜移植では、ドナー不足のため患者の待機期間が長く、安定的な角膜内皮細胞の提供が課題とされています。

本治療法は、角膜移植に比べ、①待機時間が短く、②手術時間が短く、③品質が安定化でき、④治療予後の改善等の優位性が期待されています。また、セルージョンでは、角膜内皮代替細胞を利用した第2、第3プロジェクトの探索研究を複数の研究機関とともに進めています。

このようにセルージョンは、iPS細胞を利用した治療法を確立し、眼科領域のアンメットメディカルニーズに応えることを目指しています。

本投資は、セルージョンが取り組む再生医療の新規治療法の確立とともに日本のアカデミアと事業会社との連携を促し、日本発のグローバル・バイオテク・カンパニーを創出することを目指しています。

記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

本件に関するお問い合わせ先

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社

E-mail:info@j-vgi.co.jp